廃木材はどうリサイクルされる?木質チップになるまでの8つの工程

木材リサイクルと環境を考えるコラム

廃木材はどうリサイクルされる?木質チップになるまでの8つの工程

家屋の解体工事などで発生する建設廃木材や、森林・道路・敷地の整備などで発生する伐採木。 
一見すると役目を終えた木材ですが、適切に分別し、設備を使って加工することで、もう一度「資源」として活用することができます。 
エコヤードルートワン株式会社では、建設廃木材や伐採木などを受け入れ、選別・粉砕などの工程を経て、用途に応じた木質チップへ加工しています。 
今回は、廃木材が新しい資源へ生まれ変わるまでの流れを、当社で実際に行っている工程に沿ってご紹介します。 
 

木材リサイクルは「細かくすれば終わり」ではありません

「木くずを機械で細かく砕けば、木質チップになる」 
そのようなイメージを持たれることもあるかもしれません。 
しかし、再利用できる木質チップをつくるためには、木材の中に混ざっている異物を取り除き、用途に合わせた大きさに整えるなど、いくつもの工程が必要です。 
建物から発生した木材には、釘やボルト、電線コードなどが付いている場合があります。 
こうしたものを一つひとつ選別しながら木材を加工していくことが、再資源化の大切な工程です。 
 

STEP1 搬入された廃木材をストックヤードへ

建設廃木材として持ち込まれた解体木くずは、まずストックヤードに保管します。 
エコヤードルートワン株式会社では、建設廃木材だけでなく、伐採材などの木材も取り扱っています。 
ここが、木材が新しい資源へ生まれ変わるスタート地点です。 
なお、廃木材を持ち込まれる場合は、受け入れ可能な品目や条件がありますので、事前に当社までお問い合わせください。 
 

STEP2 木材と異物を選別します

次に、解体木くずや伐採材などを粗粒分級機にかけ、選別工程へ進みます。 
柱材をはじめ、電線コード類、紙くず、釘、ボルトなどを分け、リサイクルに適した木くずを選別していきます。 
木質チップの品質を保つためにも、この「選別」は非常に重要な工程です。 
さまざまなものが混ざった状態から、再利用できる木材を見極めていきます。 
 

STEP3 粉砕機で木くずを細かくします

選別された木くずは、粉砕機へ送られます。 
ここで木材を細かく粉砕し、木質チップへ加工していきます。 
エコヤードルートワン株式会社では、木材破砕機などの設備を備え、木質廃材の再資源化に取り組んでいます。 
ただし、この段階で完成ではありません。 
粉砕された木材の中から、さらに異物を取り除いていきます。 
 

STEP4 磁力選別機へ運びます

粉砕された木材は、ベルトコンベアによって次の設備へ運ばれます。 
木材リサイクルでは、こうした搬送設備を使いながら、それぞれの処理工程へ木材を移していきます。 
大量の木材を効率よく、そして適切に処理するために、設備同士が連携しています。 
 

STEP5 釘やボルトなどを磁力で取り除きます

解体材などには、木材に釘やボルトなどの金属が残っていることがあります。 
そのため、磁力選別機を使用して金属類を取り除きます。 
木を細かくするだけではなく、こうした異物を除去することによって、その後に利用できる木質チップへと近づいていきます。 
見えにくい部分ですが、資源として再利用するためには欠かせない工程です。 
 

STEP6 チップの大きさを選別します

金属類を取り除いた木質チップは、ロータリースクリーンに送られます。 
ここでは、チップの細かさを選別します。 
木質チップにはさまざまな利用方法があり、用途によって求められる状態も異なります。 
そのため、加工した木材を一定の状態へ整えることが、その後の再利用につながります。 
 

STEP7 完成したチップを搬送します

選別された木質チップは、チップ配送コンベアーによって運ばれます。 
最初は建設廃木材や伐採木だったものが、いくつもの工程を経て、新しい用途に利用できる木質資源へと姿を変えていきます。 
 

STEP8 製品ストックヤードで保管します

加工・選別が終わった木質チップは、製品ごとにストックヤードで保管されます。 
ここまでが、エコヤードルートワン株式会社で行っている木質廃材のリサイクル工程です。 
搬入された木材をそのまま廃棄するのではなく、 
保管 → 選別 → 粉砕 → 異物除去 → サイズ選別 → 製品化 
という工程を経て、新しい資源へとつなげています。 
 

木質チップは何に生まれ変わるのでしょうか?

エコヤードルートワン株式会社で加工された木質チップには、さまざまな用途があります。 
たとえば、 
• 製紙用チップから再生紙へ 
• 燃料用チップからバイオマス発電用燃料へ 
• 建材用チップから家具や建築材などのボードへ 
• 敷材用チップとしての活用 
など、木材の特徴を生かした再利用が行われています。 
つまり、解体された建物の木材や伐採された木が、その役目を終えたあとも、形を変えて再び私たちの暮らしや社会の中で活用されているのです。 
 

「処分する」から「資源として活かす」へ

木質廃材リサイクルの仕事は、不要になった木材を単に処分することではありません。 
木材の中から再利用できるものを適切に選別し、設備と人の力によって新しい資源へつなげていく仕事です。 
エコヤードルートワン株式会社では、木くずや伐採木の処理による再生資源化を通じて、木材資源の有効活用と資源循環型社会の実現を目指しています。 
また、当社では木質廃材のリサイクルだけでなく、木材の収集運搬や森林伐採にも対応しています。 
伐採された木材を収集し、運搬し、そしてリサイクルする。 
木材が発生するところから新しい資源へ生まれ変わるところまでつなげられることも、エコヤードルートワン株式会社の特徴です。 
 

木材リサイクルについてよくある質問

Q. 建設廃木材は持ち込めますか?

エコヤードルートワン株式会社では建設廃木材を受け入れています。ただし、受け入れ可能な品目や条件がありますので、持ち込みをご希望の場合は事前にお問い合わせください。

Q. 伐採した木もリサイクルできますか?

当社では伐採材も取り扱っています。また、一般家庭や企業からの樹木伐採にも対応し、伐採後の収集運搬からリサイクルまで一貫して行っています。

Q. 木質チップは何に使われていますか?

当社で加工した木質チップは、再生紙、バイオマス発電燃料、家具・建築材に使用されるボードなど、さまざまな用途に活用されています。

木材を、次の価値へ

役目を終えた木材でも、適切な処理を行うことで新しい資源へ生まれ変わります。 
その裏側には、選別、粉砕、異物除去など、普段はなかなか目にする機会のない多くの工程があります。 
木材を「捨てるもの」で終わらせず、「次に使えるもの」へ。 
エコヤードルートワン株式会社は、滋賀県甲賀市土山町から、木材リサイクルを通じた資源循環に取り組んでいます。 
木質廃材の処理・持ち込み、木材の収集運搬、森林伐採などについては、お気軽にお問い合わせください。